簿記3級を勉強しようと思うけど、どうやって勉強すればいいの?参考書(テキスト)はどれがいい?
この記事では、私の体験談をもとに、「簿記3級の勉強方法」をご紹介します。
私は、経理経験のないまったくの初心者でしたが、この市販の参考書1冊で独学で簿記3級に合格しました。
ただ、恥ずかしながら、実は一度落ちていて、2回目で合格しています。
「誰でも合格できる」「簡単に合格できる」など、よく耳にしませんか?
それを聞いて甘くみてしまい、全然理解せずに受けたところ見事落ちました。
この記事では、「落ちた時の勉強方法」、「受かった時の勉強方法」を私の体験談をもとにご紹介します。
簿記3級は独学•参考書1冊で合格できる!
まず結論です。簿記3級は、市販の独学・参考書1冊で合格できます。
ただし、1回簿記3級の参考書を流し読むだけでは、簡単には受かりません。
途中までしか読まなかった場合は、なおさらです。
私は、参考書を途中(3/4くらい)までしか読まずに挑んだところ、1度目は見事落ちました。
参考書を最初から最後までしっかり読んで(インプット)、過去問を解いて(アウトプット)、理解を深めれば合格できます。
落ちた時と合格した時、まったく同じ参考書を使って勉強したので、合否を分けたのは「取り組み方(勉強方法)」の違いです。
ここから、わたしが3級に落ちた時の勉強方法と受かった時の勉強方法をご紹介します。
ぜひ、落ちた時の勉強方法を反面教師に、合格したときの勉強方法を参考に勉強に取り組んでみてください。
独学で簿記3級に落ちた時の勉強方法(体験談)
まずはじめに、私が簿記3級の検定試験に落ちた時の勉強方法です。
こんな勉強法では受かったら奇跡です!
参考書を最後まで読破しない
私が簿記3級の検定試験に落ちた時、参考書を最後まで読んでいませんでした。
試験1ヶ月まえに勉強を始めたところ、3日ほどで参考書の半分まで進んだので、「余裕じゃん」と思って中断しまったからです。
3日で半分読めるのだから、こんなに早く勉強しなくていいや♪
と思ってしまい、試験の1週間前まで何もしませんでした。
簿記試験1週間前になってようやく、続きを勉強しようと思ったのですが、読み終えていたところもすでに忘れてしまっており、最初から勉強し直しました。
前回読んだところまでは同じく3日くらいかけて勉強し、スムーズに勉強できたのですが、それ以降が前半よりも難しく、なかなか理解が追いつきませんでした。
とりあえず3/4くらいまで読み進めましたが、正直理解できていませんでした。
「せめてここまでの分で点数を稼ごう」などと思い、途中までの内容で挑んでしまいました。
理解できない部分で止まってしまう
私が簿記3級の検定試験に落ちた時は、参考書を読み進めている中で理解できない部分があると、そこから先に進まずに、何度も同じ部分を読んで理解しようとしてしまいました。
どのような試験においても、一度全体感を把握することはとても重要です。
途中までを完全に理解しようと取り組むより、一度全体を把握してから、戦略を練るようにしましょう。
全体を理解しつつ、どうしても苦手な分野を捨てる、というのは試験の戦略なので、ありだと思います。
ただし、簿記3級については、合格点が7割以上と一般的な試験より高得点を取る必要があります。
6割以上で合格という試験も多いですよね。
ひとつの分野を捨てるというのは賭けになりますので、そこも念頭においておきましょう。
過去問をあまり解いていない
私が簿記3級の検定試験に落ちた時は、過去問をあまり解いていませんでした。
章ごとの練習問題は解いていたのですが、時間もなかったのでしっかり考えず、「すぐに正解をみて覚える」という取り組み方をしてしまいました。
自分の頭でしっかり考えて、間違えてしまったり、まったく分からなかったり、その過程を経て正解•解説を見ることに意味があります。
何も自分の頭で考えずに答えを見るという行為は、「過去問や練習問題を解いた」とは言えません。
また、直前で時間もなく、通しで過去問を解くなどもやっていませんでした。
【試験】時間配分をミス!はじめの問題でつまずく
また、簿記3級に落ちてしまったとき、試験当日もミスをしてしまいました。
最初の問題でつまずいてしまい、無駄に時間を使ってしまいました。
試験というのは、簿記3級だけでなくても、時間配分はとても重要です。
ちょっと考えても分からない問題は、飛ばして先に進みましょう。
独学で簿記3級に合格した時の勉強方法(体験談)
ここからは、同じ参考書を活用して簿記3級に合格したときの勉強方法をご紹介します。
ぜひこちらを参考に勉強してみてください。
参考書をひとまず最後まで読む
簿記3級に合格した時は、参考書をひとまずしっかり最後まで読みました。
途中でよくわからないところもそこで止まらず、読み進めました。
一旦全体感を把握するのはとても大事です
10日間くらいかけてインプット(説明を読む)とアウトプット(分野ごとの練習問題を解く)をしながらじっくり読み込みました。
簿記の考え方は独特ですので、1回では理解できません。
理解できないことに落ち込む必要はありません!
実践で学ばないと、参考書一読ではなかなか理解が進まないのが普通ですので、ご安心ください。
改めて参考書を最初から読む
独学で簿記3級に合格した時は、参考書を2周しました。
参考書1周目で一度全体感を把握したら、改めて最初から読み込みましょう。
理解しているところは、じっくり読む必要はありません。
2周目の参考書の読み方のおすすめは、各章毎の練習問題から解くことです。
練習問題を解き、迷うことなく解ければ、その章の説明は流し読みとし、練習問題でつまずいた場合は、その章の説明をしっかり読み込みましょう。
練習問題から確認することで、効率よく、無駄を省きながら学んでいくことができます。
過去問をひたすら解く
参考書2周後は、過去問をひたすら解きましょう。
過去問で間違えた箇所や迷った箇所は、しっかり解説を読み理解を深めていきます。
解説だけでは理解しきれなかった場合は、参考書で振り返り理解を深めましょう。
このように、参考書である程度の知識をつけ、過去問を解くことで合格できました!
【まとめ】独学・参考書1冊で簿記3級には合格できる
筆者は、参考書1冊をしっかり読み込んで、過去問をある程度解いて、簿記3級に合格することができました。
「参考書だけで合格できるのか?」「どの参考書がよいか?」
迷いますよね。
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本の内容や工夫箇所が記載されているので、参考書選択の参考にしてみてください。
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【補足】参考書ではなく通信講座で簿記3級合格を目指すなら
私は、簿記3級は参考書1冊で勉強しました。
ただ、人によっては、目からの情報だけでなく耳からの情報、人から教えてもらった情報などの方がインプットしやすいタイプの人もいるかと思います。
そのような方は、通信講座を選択するのも1つの方法です。
いろいろな勉強方法があると思います。
その一つの方法として、今回ご紹介した勉強方法が参考になれば嬉しいです。
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