こんにちは。
なつころです。
突然ですが、みなさん、厚生年金保険料って毎月どれくらい支払っているか認識していますか?
恥ずかしながら、わたし、全然認識していませんでした!

なんか給与からめっちゃ引かれてる・・・
くらいにしか思ってませんでしたが、
最近、給与明細をふと見てみたら、2020年10月から厚生年金保険料がすごく下がっていることに気付きました。

4月〜6月の給与めちゃめちゃ少なかったからだ!
とざっくり思っていたのですが、よく分かっていなかったので、これを機会に改めて調べてみました!
わたしの備忘を兼ねて、記事にしておこうと思います!
以下のような方の参考になれば嬉しいです。
・厚生年金保険料の計算方法が分からない
・厚生年金保険料が高いので安くしたい
厚生年金保険とは
会社員が国民年金に上乗せして支払い、将来上乗せして給付される年金制度です。
厚生年金は自分だけで支払っているのではなく、会社が半分負担してくれています。
なので、会社は、給与以外にも自分のために支払っているものがいくつかあるということを理解しておきたいですね。
厚生年金保険料の仕組み
厚生年金保険料は、ざっくりいうと、4-6月の給与をベースに算出されています。これを標準報酬月額といいます。
標準報酬月額には、基本給だけでなく各種手当も含みます。残業手当はもちろん、通勤手当まで含みます。(なので、遠距離通勤で通勤手当が多い方はその分保険料が高くなります)
自分の厚生年金保険料を確認してみた
【2020年度】
2020年10月給与の厚生年金保険料 : 23,790円
2020年4月〜6月支給額平均 : 265,000円
【2019年度】
2019年10月給与の厚生年金保険料 : 31,110円
2019年4月〜6月支給額 : 343,000円
2019年度と比較すると、2020年度は月7,320円安くなっているため、純粋に手取り額が7,320円多くなっていると言えます。年間で考えると、差額は87,840円です。
念のため、以下の厚生年金保険料額表で確認してみても、合っていました。(あたりまえですが笑)
■参考■ 厚生年金保険料一覧(一部抜粋) ※日本年金機構HP参照
等級 | 標準報酬月額(以上〜未満) | 厚生年金保険料 (自己負担額) |
17 | 250,000〜270,000 | 23,790 |
18 | 270,000〜290,000 | 25,620 |
19 | 90,000〜310,000 | 27,450 |
20 | 310,000〜330,000 | 29,280 |
21 | 330,000〜350,000 | 31,110 |
来年の厚生年金保険料を抑えるためには
上記で見てきた通り、3月〜5月残業を抑え、4月〜6月の給与が少ないと9月分給与(10月受取給与)から1年間の厚生年金保険料は安くなります。標準報酬月額には2万円の幅があるので、少しでもオーバーすると約2,000円/月あがるので、気をつけたいですね。(気をつけることができればですが・・・)
ただ実際、給与が少なくなるのは辛いので、そこをどう捉えるか、ですね。しかも、残業をコントロールするなんて難しいですよね。私もすでに3月は年度末なので残業が多く辛い毎日を送っています・・・
ただ、改めて考えてみると、上記の私の場合で考えると、2019年度と2020年度では、年間87,840円も安くなっています。残業1時間2,000円として換算すると、約44時間分の残業代となります。
87,840円稼ぐためには、44時間残業しないといけないところ、何もせずに87,840円生み出せたということになります。(手取り)

ただ、給与自体が78,000円/月減っているので、3か月で234,000円給与少ないってことですよね。めちゃめちゃ減っていますね。笑 2019年度は忙しかった。。
みなさんは、プライベートの時間が取れず、残業117時間して得る234,000円と、何もしないでもらえる87,840円とどちらの方が嬉しいでしょうか?
わたしは、何もせずに手取りが増える方が嬉しいです!できるだけ残業したくないのですが、今は難しいのが現状です・・・涙
ただ、厚生年金保険料が少なくなるということは、将来の受給額も減るということですので、そこも要注意です。
将来もらえる年金の計算方法
ざっくり以下で計算できます。(あくまで概算)
【厚生年金受給額計算式】
平均年収✖️勤続年数✖️0.005481
【例】
・平均年収:500万円
・勤続年数:40年
上記の計算式に当てはめると、『500万✖️40✖️0.005481=109万円』となります。
これに、国民年金の受給額78万円を合わせると、年額187万円ですので、月15万円ほどです。そしてここから税金引かれます、、、
思った以上に少ないです・・・年金だけを当てにせず、しっかり自分で備えておきたいですね!ちなみに私は、会社の企業型確定拠出年金で毎月積み立てたり、最近積立NISAもはじめました。また、これについては、別の機会にご紹介します!
以上、自分の備忘のための年金についての基礎知識でした!参考になれば嬉しいです。
皆さんも自分の厚生年金保険料確認してみてくださいね。
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